税理士試験を全体的に見ますと合格率は15%前後と言われています。特に受験率が高いのは必修科目である、簿記論と財務諸表論は10%~20%と毎年変動が激しい科目です。次に選択必修科目所得税法と法人税法や選択科目全般の合格率はともに12%前後となっています。一般的に、税理士試験の各科目の合格点数は満点の60%と公表されていますが、実際は試験の難易度によって得点が調整されている試験です。そのため、合格ラインが会計科目の場合には50%~55%であるのに対して、税法科目は65%~75%で合格ということもあります。競争試験ですので、1科目に1年~2年かけた場合には全科目合格するために5年~10年程度かかる方も多いです。